台風対策|プランター栽培の野菜を守るポイントを解説

突然やってくる台風。せっかく育てた野菜を守りたいけど、どうすればいいの?
この記事では、家庭菜園のプランター栽培を守るための台風対策を、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

1. 台風対策の基本

台風が来る前に、以下の準備をしておきましょう。

天気予報をこまめに見る

台風の進路や強さを確認し、事前に対策をはじめましょう。

プランターを移動する

可能であれば、ベランダの隅や風当たりの弱い場所に移動させましょう。

鉢やプランターを固定する

大きな鉢やプランターは、紐や支柱で固定して飛ばないようにしましょう。

土を固める

水やりをして土を固めておくと、風で土が飛ばされるのを防ぎます。

支柱をしっかり立てる

高い野菜は、支柱をしっかり立てて固定しましょう。

グリーンカーテンは早めに撤去

グリーンカーテンは、風を受けて倒れやすいため、早めに撤去しましょう。

収穫できるものは早めに収穫する

台風前に収穫できるものは、早めに収穫しておきましょう。

2. 野菜別に解説|台風対策

ここからは、代表的な夏野菜別に台風対策を解説します。

ミニトマト

dscf7859_PGRW.jpg

ミニトマトは支柱が倒れると植物全体が倒れてしまう可能性があります。
台風前に支柱をしっかり固定し、必要であれば補強も行いましょう。
誘引することで、風による揺れを軽減できます。

熟した実があれば、早めに収穫して株の負担を減らしましょう。

ナス

生長が旺盛なナスは、台風前に切り戻しを行うことで、風による影響を少なくすることができます。
ナスも支柱が必要な野菜です。ミニトマトと同様に、しっかり固定し、補強を行いましょう。

地面に「ひのき木綿」などのマルチを敷くことで、土の流出や泥の侵入を防ぎ、根を保護します。

キュウリ

キュウリはつる性植物。しっかり誘引して、風による揺れを防ぎましょう。
生長点である主幹の先端を摘心することで、側枝の生長を促し、株をコンパクトにまとめることができます。

キュウリが風で倒れてしまうのを防ぐために、支柱をしっかり固定しましょう。

葉菜類(リーフレタス、小松菜など)

台風前に収穫できる葉は、早めに収穫しましょう。株元に土を寄せることで、根を保護し、風による倒伏を防ぎます。

風除けとして、防虫ネットなどを被せるのも効果的です。

共通の対策

プランター栽培の場合は、鉢が倒れないように重石を置いたり、固定したりしましょう。
大雨による根腐れを防ぐため、排水穴をしっかりと確認し、必要であれば底に軽石などを敷きましょう。

ベランダ全体に防風ネットを設置することで、風力を弱めることができます。

3. 台風の日、できることは?

台風が来てしまった場合は、以下のことに注意しましょう。

室内に避難する

強風時は、ベランダに出ないようにしましょう。

窓を閉める

飛んできた物が窓ガラスを破損する恐れがあるため、窓はしっかり閉めましょう。

ベランダの物を取り込む

ベランダに置いている物も、室内に取り込みましょう。

4. 台風後、野菜の被害にどう対処する?

台風が過ぎ去った後、野菜に被害が出ている場合があります。

倒れた植物は起こして支える

倒れた植物は、優しく起こして支柱などで固定しましょう。

枯れた葉や枝は切る

枯れた葉や枝は、病気の原因となるため、切り取りましょう。

土の状態を確認する

土の状態を確認する。

肥料を与える

台風で栄養分が流されてしまった場合は、肥料を与えましょう。

5. 台風対策に役立つアイテム


土嚢袋

鉢の周りに置いて重しにすることで、風で飛ばされるのを防ぎます。

寒冷紗、防風ネット

風除けとして使用できます。

6. まとめ

台風対策は、早めの準備が大切です。この記事を参考に、ご自身の家庭菜園に合った対策を行ってください。




7. よくある質問


Q. 台風が近いから、水をたくさんあげたほうがいい?

A. 水をたくさんあげると、鉢が重くなり倒れやすくなるため、控えめにしましょう。

Q. プランターをベランダから室内に移動するのが難しい場合は?

A. 風の当たらない場所に移動させたり、鉢同士をくっつけて固定したりするなど、工夫してみましょう。

Q. 台風で野菜が全滅してしまったら、どうすればいい?

A. 一旦、プランターから土を取り出し消毒してから新しい種をまき直すか、別の野菜を植え替えるなど、次のステップに進みましょう。

8. さいごに

家庭菜園は、自然と向き合いながら、自分たちで育てた野菜を食べる喜びを与えてくれます。
台風などの自然災害は、私たちの生活に大きな影響を与えますが、事前に対策をしっかりと行うことで、被害を最小限に抑えることができます。

この記事が、あなたの家庭菜園を守る一助となれば幸いです。

記事一覧へ