イタリアンパセリの育て方｜プランターなら簡単栽培！

イタリアンパセリの育て方を初心者さんにもわかりやすく解説します。
イタリアンパセリをプランターで栽培するには苗の植えつけから収穫まで5つのステップを押さえましょう。
病気や害虫の対策や、栽培中につまずきがちなよくある質問もまとめました。
おいしいイタリアンパセリを収穫するための参考になりますように。

1. イタリアンパセリってどんな野菜？

イタリアンパセリは、キッチンで大活躍するハーブの定番。

セリ科の植物で、地中海沿岸地方が原産とされています。
一般的なパラマウントパセリのように葉は縮れていません。
風味が良くて苦みも少なく、カロテンやビタミンCを豊富に含み、ほかにもカルシウムや鉄分を多く含みます。

スープやサラダ、肉・魚料理に幅広く利用され、自宅で常に育てておきたい便利なハーブです。

2. イタリアンパセリをプランターで育てる時期や環境

イタリアンパセリは、春と秋の暖かい時期から育てはじめましょう。
ここでは、イタリアンパセリを育てはじめるにあたって把握しておきたいスケジュールや栽培環境について解説します。

イタリアンパセリの栽培カレンダー

風通しがよく、直射日光が当たらない場所で育てよう

イタリアンパセリを元気よく育てるコツはおひさまによく当てること。
ただし、強い日差しを苦手とするのでプランターは直射日光が当たらない場所に。

室内栽培は遮光カーテンを有効活用しよう

イタリアンパセリは室内でも育てることができます。
ベランダなどの室外と同じく日当たりの良い場所を好みますが、上述の通り強い日差しは苦手。
直射日光が気になる場合はプランターを移動させるか、遮光カーテンで日の光を調整してあげてくださいね。

3. イタリアンパセリのプランター栽培に必要なもの

• イタリアンパセリの苗
• プランター
• 培養土（10L）
• 肥料
• ジョウロ

4. イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜5つのステップ

イタリアンパセリのプランター栽培の方法を5つのステップにまとめました。

家庭菜園ブランド「UETE」の定番商品「イタリアンパセリ スターターセット」を使って、
イタリアンパセリの育て方をご紹介します。

はじめに｜苗にまつわる注意点

苗はなまものです。

UETEでご注文いただいた場合、ダンボールが到着したら苗はできるだけ早く取り出して、
風通しが良く日の当たる場所に置いてあげてください。

お届けするダンボールが頑丈なままでお届けできるように、
出荷前さいごの苗への水やりは控えめにしています。
そのため、苗をプランターに植え替えるまでの期間は、
苗をダンボールから出したまま、毎日の水やりを絶やさないようにしてあげてください。

※到着後、お水をあげていただいたにも関わらず、葉のしおれが戻らない場合はお問い合わせください。

イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜①土づくり

まずは、UETEの培養土「UETE SOIL PACK」を使って土づくりに取りかかりましょう。

家庭菜園で重要なポイントのひとつに、育てる野菜と土との相性があります。
UETEのオリジナルアイテムのUETE SOIL PACKは、
軽量で野菜が健全に根を張り成長するように、野菜が喜ぶ良質な栄養源をオリジナルブレンドした培養土。

お届け時はさらさらと乾燥した状態になっていますが、使用前に水を含ませることで効果を発揮します。

使い方はカンタン。
2袋分（計10L）のUETE SOIL PACKに対して500mlの水をたっぷりと含ませて、
プランターの中で大胆にかき混ぜたらUETE流の土づくりの完成です。

イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜②苗の植えつけ

培養土の用意が整ったら、イタリアンパセリの苗をポットからプランターへ移し替えてあげましょう。

これを苗の「植えつけ」と呼びます。

ポットから抜き取ったばかりの根と土が絡まり合った「根鉢（ねばち）」が、
土よりもやや高めか同じになるようにしてください。

植えつけ後はひのき木綿で表土を覆い、再びたっぷりの水やりを。

このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。

植えつけたら、苗を土になじませるために再び500mlの水を与えます。

防虫ネットを張れば害虫対策に！

自然農法で育てる場合は、種をまいた後に防虫ネットをかぶせて害虫対策を始めましょう。
冬を除く全ての時期で虫には要注意！

イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜③水やり

イタリアンパセリを育てはじめたら、毎日、土の状態をチェックしましょう。

種が発芽するまでは土が乾かないように注意しますが、発芽し終わった頃からは、表土が乾いたら水やりを。
プランターの底から溢れるくらいにたっぷりとお水をあげてくださいね。

水やりのタイミングがわからなければ、水やりチェッカー「SUSTEE（サスティー）」が便利です。

イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜④肥料（追肥）

肥料の量の目安は、UETEがお届けする肥料袋の場合は追肥1回につき1袋（15g）。

※UETEがお届けする肥料3袋のうち、残りの1袋は予備です。

イタリアンパセリのプランター栽培の方法｜⑤収穫

草丈が20cm程になったら収穫の合図です。
根本を2～3cm残してハサミで切り取り収穫します。

葉が混み合っていると病害虫の原因に。
葉同士の風通しを良くするためにも、順次収穫していきましょう。

5. イタリアンパセリのプランター栽培で注意すべき病気や害虫

イタリアンパセリのプランター栽培で注意すべき病気や害虫について解説します。

病気

イタリアンパセリは、葉が白くなるうどんこ病にかかりやすいです。

うどんこ病の主な原因は多湿といわれます。
水のあげすぎに気を付けて、風通しがよい場所で栽培を。
また、うどんこ病にかかっている葉があれば、すぐに取り除いて病気の拡大防止に努めましょう。

害虫

さまざまな害虫の中でも、特にイタリアンパセリを好んで寄ってくるのはアブラムシとキアゲハです。

毎日こまめに葉の表裏をチェックするのが、害虫を寄せ付けないコツ。
見つけたらすぐに割りばしで駆除するか、勢いよくホースなどで水をかけて洗い落としましょう。

6. イタリアンパセリのプランター栽培に関するよくある質問

イタリアンパセリの育て方に関するよくある質問をまとめました。

Q. イタリアンパセリが全然発芽しません。なぜでしょうか？

A. 発芽に最適な気温ではなかったか、種まき後の覆土が厚すぎたことが原因だと思われます。

パセリの発芽適温は15～20度で、25度以上の高温では発芽不良に。
しかも発芽には10日前後かかり、発芽率は60～70％とかなり低率です。
また、発芽に光が必要な好光性種子のため、覆土が厚すぎると発芽は悪くなります。

※UETEの「イタリアンパセリ スターターセット」では、種ではなく苗の状態で商品をお届けします。

Q. イタリアンパセリは室内でも育てられますか？

A. 生育環境を整えられれば室内で育てることも可能です。

室内で育てる場合のイタリアンパセリの栽培ポイントは4つです。

a. 日当たり

日にあたらないとひょろひょろとしたモヤシのようになってしまうので、
できるだけ日当たりの良いところで育てます。

ただし、直射日光には弱いので遮光カーテンなどで日当たりの強さの調整を。

b. 温度

イタリアンパセリは15〜20度の冷涼な気温が好み。
これに合わせて室内温度を10度以上を調整します。
暑すぎたり、寒すぎると元気に育たないので注意しましょう。

c. 水やり

室内で育てる場合でも、水を切らさないように管理します。
プランターの表面が乾いたら鉢底から水がでるくらいしっかりと水やりをします。
UETEのプランターをご使用の場合は受け皿もご用意ください。

d. 風通しの良さ

イタリアンパセリは風通しの良い環境を好みます。
できれば、日中はベランダなどの屋外に出してあげると良いでしょう。

イタリアンパセリを上手に育てておいしく収穫しよう！