1. はじめに
「プランター菜園を始めたいけど、一年を通してどんな野菜を育てればいいの?」そんな悩みをもつあなたへ。
この記事では、プランター菜園を一年を通して楽しむための具体的なスケジュールと、それぞれの季節に合った野菜の選び方、育て方を詳しく解説します。
2. 春
だんだんと気温が高くなり暖かくなる春は、一年の中でも特に植物の成長が活発な季節。
安定した気温は種まきや苗の植え付けに適しており、まさに家庭菜園の最盛期といっても過言ではありません。
プランター菜園も例外なく、様々な野菜やハーブが元気に育ちます。
では、春から始めるプランター菜園で、どのような野菜を育てられるのでしょうか?
それぞれの野菜の特徴や育て方について詳しくご紹介します。
春だけの特権!果菜類を栽培できる
ミニトマトやなすなどの実を食べる野菜を「果菜類」とよびます。
この果菜類、実はほとんどが春からしか苗の植え付けができない野菜。
夏の食卓を彩る定番夏野菜を育てるなら、春から家庭菜園をはじめましょう。
家庭菜園初心者でもはじめやすい
春は年間で最も植物がいきいきと育つ季節。
また、選べる野菜が多いことから、家庭菜園初心者でもプランター菜園をはじめやすい季節です。
初心者でも育てやすい葉を食べる葉菜類なら、最短種まきから1ヵ月で収穫が可能。
さらに苗の植え付けからはじめる野菜も店頭にたくさん並びます。
春からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜|果菜類
果菜類は夏の定番野菜に多く、家庭菜園初心者の方には苗から育てるのがおすすめ。
ミニトマト、なす、ピーマン、ミニきゅうりなどはプランターでも育てやすく、苗の植え付けから3カ月ほどで収穫ができます。
春からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜|葉菜類
種類が豊富で栽培期間が短いのが葉菜類のうれしいポイント。
家庭菜園初心者の方には、リーフレタス、水菜、小松菜、葉ネギ、ほうれん草、しそがおすすめです。
春からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜|根菜類
家庭菜園初心者の方には、栽培期間が短いラディッシュがおすすめ。
もう少し長くチャレンジしてみたい人には、ミニ人参やミニ大根もプランターで育てやすい野菜です。
3. 夏
夏は、太陽の光をたっぷり浴びて、様々な野菜が美味しく育つ季節です。
成長スピードがはやい
植物は太陽の光を浴び光合成をしながら成長をします。晴れ模様が続く夏は野菜の成長が活発な季節。
収穫逃しのないように毎朝プランターをチェックするようにしましょう。
水切れに注意
野菜の成長には水が不可欠。特に夏は朝に水やりをしても夕方にはカラカラになっていることも。
真夏のあいだは朝夕の2回水やりチェックをおすすめします。
病害虫への対策を
野菜が活発に育つ夏は虫の活動も活発に。
栽培初期から防虫ネットを活用したり、市販の防虫アイテムの使用を検討しましょう。
また、病害虫の発生を防ぐにはプランターの置き場所も大事。
プランター同士の間隔をあけ、風通しの良い環境で育てることが、病害虫の発生を防ぐ最大のポイントです。
育て終わった夏野菜の片付けをしよう
夏の暑さを乗り越え、たくさんの実りを与えてくれたプランターの夏野菜たち。
夏野菜を片付けずにそのままにしておくと、病害虫が繁殖したり、土壌が汚染されたりしてしまうことがあります。
また、プランターの中で雑草が生えてしまい、次の野菜の生育に影響がでてしまう場合も。
夏野菜の片付けは、単に枯れた植物を処分するだけでなく、次の野菜を元気に育てるための大切な準備。
収穫が終わったら、次の栽培に向けて、プランターをしっかりと片付けましょう。
夏からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜
気温が高くなる夏から育てる場合は、高温多湿の環境下でも育つ野菜を選びましょう。
リーフレタス、ツケナ、ラディッシュ、バジル、ルッコラ、パクチー、葉ネギ、小松菜などが、家庭菜園初心者でもプランターで育てやすい野菜です。
4. 秋
気温がだんだんと低くなり過ごしやすい気候が続く秋は、植物にとって育ちやすい季節。
また、一日を通して安定した気温が続くため、外で管理がしやすい季節でもあります。
病害虫発生のリスクが少ない
秋は気温が低くなり、春夏に比べると虫の発生リスクがぐんと落ちます。
虫が発生しにくいということは病気にもかかりにくくなるということ。虫が苦手な人には嬉しい季節ですね。
水切れや高温障害が起きにくい
夏のうだるような厳しい日差しはなくなり、水切れや高温障害で植物が弱ってしまったり枯れたりするリスクが春夏よりぐんと少なくなります。
台風対策を万全に
秋は年間で最も台風に警戒すべき季節。
プランターが倒れたりしないよう、屋内へ移動したり固定するなど事前に台風対策をしておくと良いでしょう。
秋からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜
ほうれん草やスナップエンドウ、小松菜などはプランターで育てやすい野菜。
そして、10月頃から「いちご」の植え付けシーズンが始まります。
いちごは10月~11月にかけて苗を植え付け、翌年春に収穫できる果物。
プランターでも育てやすく、家庭菜園初心者さんにもおすすめです。
5. 冬
冬は、多くの野菜が休眠期に入りますが、プランター菜園では、少しの工夫でさまざまな野菜を育てることができます。
袋をかぶせて保温してみよう
野菜には「発芽適温」「生育適温」があります。その名の通り、芽がでたり野菜の成長に適した気温のこと。
多くの野菜は冬の厳しい寒さだとこの適温が足りません。
しかし、プランターに袋や不織布をかぶせ株内を保温することで、適温まで温度を上げる効果があります。
雪が降り積もるような日は屋内へ
雪や霜が直接野菜へ降り積もると、寒さで傷んでしまいます。
その場合は一時的に屋内へ移動させるなどの防寒対策も大切。
ただし、野菜の成長にはおひさまの光は欠かせません。
冬は日が短いため、少しの時間でもなるべく日当たりの良い場所にプランターを置きましょう。
冬からはじめるプランター栽培でおすすめの野菜
寒さに強い品種を選ぶことが最大のポイント。
小松菜、ほうれん草、水菜などがプランターでも育てやすい野菜です。
6. まとめ
いかがでしたか?プランター栽培は一年を通して季節の移ろいを感じながら様々な野菜の栽培ができます。
家庭菜園初心者さんでも育てやすい野菜はたくさん。ぜひこれからチャレンジしてみてくださいね。
7. 家庭菜園初心者には栽培キットがおすすめ
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