10月に入り、すっかり過ごしやすい気温になり秋の到来を感じますね。
そんな中気になるのが、秋の家庭菜園に向けての準備。
土やプランター、育てる種や苗の準備はできていますか?
この記事では、秋からプランターで家庭菜園をはじめる方に向けて、おすすめの野菜や栽培ポイント、
必要なアイテムや季節の変化についてご説明します。
1. 秋からはじめる家庭菜園の魅力とは?
秋は安定した気温が続く
10月の東京の平均気温は、朝晩が14~18℃、昼間が19~23℃と外でも管理がしやすい気温です。
また、一日を通して気温が安定しており、植物にとっても育ちやすい季節でもあります。
病害虫のリスクが少ない
病害虫の発生が少ない
秋は気温が低くなり、春夏に比べると虫の発生リスクがぐんと落ちます。
虫が発生しにくいということは病気にもかかりにくくなります。
虫が苦手な人には嬉しい季節ですね。
水切れや高温障害が起きにくい
夏のような厳しい日差しはなくなり、水切れや高温障害で植物が弱ってしまったり
枯れたりするリスクが春夏より少なくなります。
秋の家庭菜園の注意点と管理方法
台風対策を万全に
10月はまだ台風に警戒すべき季節。
ベランダのプランターが倒れたりしないよう、事前に台風対策をしてお行くと良いでしょう。
毎日水やりしなくてもOK
気温が下がるため、毎日の水やりは不要になります。
毎朝土の表面をチェックし、サラサラとしていたらプランターの底から溢れるくらいたっぷりと水を上げましょう。
2. プランターでOK!秋から育てる野菜と栽培ポイントとは?
ここからは、プランターでも手軽に育てられる野菜をご紹介します。
どれも家庭菜園初心者さんでも育てやすい野菜ばかりですよ。
ほうれん草
ほうれん草は、鉄分、ミネラル分、ビタミン類を豊富に含む栄養たっぷりの緑黄色野菜です。
種まきからおよそ2カ月で収穫が可能。
種まきの時期
9月~11月
栽培ポイント
ほうれん草は過湿を嫌います。
種まき直後はたっぷりと水をあげますが、芽が出るまではなるべく水やりは控えましょう。
発芽までは5~10日かかります。
小松菜
小松菜はアブラナ科アブラナ属の野菜です。
江戸時代、小松川(現在の東京都江戸川区周辺)で栽培されていたことが名前の由来とされています。
栄養価が高く、ビタミンCやカルシウム、鉄分に食物繊維など豊富に含みます。
種まきから約1カ月で収穫でき、寒さに強くプランターでも育てやすいことから、
家庭菜園初心者の方にも人気の野菜です。
種まきの時期
真冬を除く年中。
初心者の方には、病害虫の発生が少ない9月~11月がおすすめ。
栽培ポイント
小松菜はアブラナ科の野菜なので無視の大好物。
アブラムシ類やアオムシ、ヨトウムシ類などが寄ってきます。
毎日こまめにはの裏表をチェックするのが害虫を寄せ付けないコツ。
見つけたらすぐに割りばしで駆除するか、勢いよくホースなどで水をかけて洗い落としましょう。
ミニ大根
ダイコンはアブラナ科ダイコン属で古くから日本人に馴染みのある野菜です。
また、春の七草である「すずしろ」としても知られ、地方によって様々な品種が広まっています。
ミニ大根はプランターでも育てやすいように改良された、家庭菜園初心者でも手軽に育てられる野菜です。
種まきの時期
8月~10月
栽培ポイント
大根の葉は虫も大好き。
どこからか侵入して葉を食べてしまうことも。
毎日葉の裏面までチェックして、葉に穴があいていないか糞が付いていないか観察しましょう。
害虫は見つけ次第割りばしなどで駆除します。
いちご
いちごは、バラ科オランダイチゴ属の植物で、野菜の仲間。
スーパーマーケットで売られているいちごは、農家さんによってハウス栽培されたものがほとんどなので
夏の一時期を除いてほぼ1年中出回っています。
だけど、本来の旬は春から初夏にかけて収穫する「春を告げる果実」だということはご存知でしたか?
苗の植え付けの時期
秋植え:10月~11月
春植え:2~3月
栽培ポイント
いちごの病気は、主にうどんこ病、炭そ病、灰色かび病などがあります。
日当たりや風通しが悪く、高温多湿になると病気が出やすくなるのでプランターの置き場所に配慮をしましょう。
3. 家庭菜園をはじめるアイテムを揃えよう
プランター
プランター栽培は、広い庭がなくてもベランダなどの小さいスペースで家庭菜園をはじめられるので、
家庭菜園初心者さんに特におすすめ!
素材や値段などたくさんの種類があって迷ってしまう方は、下記の早見表を参考に選んでください。
また、プランターを買うときはプランターのサイズに合った鉢底皿(鉢皿)も一緒に買いましょう。
鉢底皿とはプランター用の受け皿で、プランターの水分を受け止めたり、
床が土や水で汚れてしまうのを防いでくれます。
おすすめのプランターは?
野菜の健やかな生長を第一に考えて、水はけや通気性の良さにこだわった「UETEオリジナルプランター」がおすすめ!
不織布プランターは使わないときは折りたたんで収納できるから、邪魔になりません。
ご自宅のインテリアに馴染むよう、UETEのロゴのみ小さく配したシンプルなデザインも魅力的。
培養土
数種類の土をブランドしたものを「培養土(ばいようど)」と言います。
野菜用、いちご用など育てる野菜によって使い分けた方が、おいしくたくさん収穫ができますよ。
おすすめの培養土は?
家庭菜園で重要なポイントのひとつに、育てる野菜と土との相性があります。
UETEのオリジナルの培養土である「UETE SOIL PACK」は、軽量で野菜が健全に根を張り成長するように、
栄養源を特別にブレンド。
肥料成分と微量要素が配合され、排水性・保水性・通気性に優れた培土です。
肥料
肥料は野菜がおいしくなるように手助けしてくれる必要不可欠なアイテム。
育てる野菜によって必要な栄養素が違うため、何を育てるか決めてから購入した方がいいですよ。
液体タイプ、粒状タイプ、置き型タイプ、スプレータイプなど使い方も様々。
ライフスタイルに合わせて選んでくださいね。
おすすめの肥料は?
UETEスタッフイチオシの肥料は、粒状タイプの「土を豊かにする肥料」。
土壌改良成分と肥料成分の補給が一度にできるので、草花、花木などの花つきや開花、野菜の生育と旨みが増加します。
また、土壌改良成分(有機質)を含んでいるので、古い土を使い捨てにせず、
繰り返し使えるように土壌を改良してくれます。
4. 種・苗の使い方と管理方法
種と苗どちらがいいの?メリットや選ぶポイントとは?
野菜の種や苗は、園芸店や種苗店、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
種のメリットは、何といっても費用が安くコスパが良いこと。
また、苗に比べて選べる品種数が多いのも嬉しいポイントです。
逆に、気温や天候に左右され発芽しない場合があったり、
育て始めてから収穫まで苗に比べて日数がかかるデメリットがあります。
一方苗の場合、プロが途中まで育てたため育てやすく、失敗が少なく収穫できます。
また、植えてから収穫までの期間が短いのも嬉しいポイントです。
逆に、費用が高く店頭に出回る時期が限られるデメリットがあります。
こんな人には「種」から育てるのがおすすめ
・種をまいて発芽する様子を楽しみたい
・費用を安く抑えたい
・たくさんの品種から選びたい
こんな人には「苗」から育てるのがおすすめ
・家庭菜園初心者
・割高でも簡単に早く収穫したい
・品種のこだわりがない
苗を選ぶポイントは?
・葉っぱにツヤが出て生き生きとしている
・茎が太くずっしりとしている
・本葉が4〜5枚で、しっかり根が張っている
・病害虫が発生していない
種のまき方は2種類
種のまき方には大きく分けて2種類あるのをご存じですか?
条(すじ)まき
適当な間隔の溝をつくり、この溝に種をまくまき方です。
点まき
小さな穴を一定の間隔でつくり、点々と数粒ずつ種をまくまき方です。
種のまき方は野菜により異なります。
種袋の裏にまき方がかいていますので、種同士の間隔や粒数など守ってまきましょう。
種の正しい取り扱い方法
冷暗所で保管しましょう
水や湿気が入らないようにしっかりと密封して冷暗所に保管してください。
乾燥材を入れて保管するとさらにGOOD!
有効期限内にまきましょう
種は生き物ですので、種のまき時期や気温に注意し、なるべく有効期限内にまきましょう。
高温多湿の状態では品質が劣化してしまいます。
すぐに使用されない場合は冷暗所で保管してください。
苗の植え方
購入後なるべく早めに植え付けします
根鉢(根と土が集まった部分)を崩さないようにポットから抜いて、そのまま植え付けます。
根の張りが弱い場合も、できるだけ土を崩さないようにして植え付けます。
多少根が切れてしまっても問題ありません。
すぐに植え付けできないときは
ポットのままで水やりをすれば、しばらく品質を保つことができます。
植えつけるまでは、日当たりと風通しの良い場所で管理してください。
5. 秋も家庭菜園を楽しもう
気温が低く虫も発生しにくい秋は、家庭菜園をはじめる絶好のチャンス。
ぜひご自宅で野菜つくりはじめてみませんか?
6. 家庭菜園初心者には栽培キットがおすすめ
野菜が元気に育つ培養土がセットに入っているUETEのベランダ菜園キットは、初心者さんに特におすすめ。
UETEのベランダ菜園キットには、ベランダ菜園を始めるのに必要なアイテムが揃っているので、
届いた日にすぐ栽培をはじめることができます。
セットには安心の説明書が封入されているので、始める際も迷うことはありません。
育て方で迷うことがあれば、Instagramで気軽に相談も可能です。
野菜を育てる第一歩をUETEのベランダ菜園キットではじめてみませんか。