小松菜の育て方を初心者さんにもわかりやすく解説します。
小松菜をプランターで栽培するには苗の植えつけから収穫まで5つのステップを押さえましょう。
病気や害虫の対策や、栽培中につまずきがちなよくある質問もまとめました。
おいしい小松菜を収穫するための参考になりますように。
1. 小松菜ってどんな野菜？
小松菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜。
「あぶらな」の変種で、古くに中国から渡来してきた「かぶ」が、祖先のひとつだと言われています。
種まきから約1カ月で収穫でき、寒さに強くプランターでも育てやすいことから、家庭菜園初心者さんにおすすめです。
春の「トウ立ち菜」を味わえるのも、家庭菜園ならではの楽しみ。
栄養価が高く、ビタミンCやカルシウム、鉄分、食物繊維などを豊富に含みます。
採れたての小松菜でお浸しや汁の具、炒め物など多彩な料理でおいしく栄養を摂取しましょう。
小松菜の名前の由来
小松菜という名前の由来は江戸時代にさかのぼります。
当時、現在の東京都江戸川区周辺を指す小松川という地域で栽培されていたことがルーツに。
2. 小松菜をプランターで育てる時期や環境
小松菜は春から秋にかけて栽培できる野菜です。
季節を問わず栽培難易度は低いですが、虫の発生を避けたい場合は秋の栽培がおすすめです。
それでは、小松菜を育てはじめるにあたって把握しておきたいスケジュールや栽培環境について確認しましょう。
小松菜の栽培カレンダー
ベランダなど日当たりの良い場所で育てます
小松菜を元気よく育てるコツはおひさまによく当てること。
植物は光合成により葉を大きく育たせるので、日光と水と酸素のバランスを上手にとることが大切です。
収穫時期を逃さないで
小松菜は収穫が遅れ草丈30cmを超えてくると、繊維質が強くなりすぎ味が落ちます。
収穫時期になったらなるべくすぐに収穫しましょう。
3. 小松菜のプランター栽培に必要なもの
- 小松菜の種
- プランター
- 培養土（10L）
- 肥料
- ジョウロ
4. 小松菜のプランター栽培の方法｜5つのステップ
小松菜のプランター栽培の方法を5つのステップにまとめました。
家庭菜園ブランド「UETE」の定番商品「小松菜 スターターセット」を使って、
小松菜の育て方をご紹介します。
小松菜のプランター栽培の方法｜①土づくり
まずは、UETEの培養土「UETE SOIL PACK」を使って土づくりに取りかかりましょう。
家庭菜園で重要なポイントのひとつに、育てる野菜と土との相性があります。
UETEのオリジナルアイテムのUETE SOIL PACKは、
軽量で野菜が健全に根を張り成長するように、野菜が喜ぶ良質な栄養源をオリジナルブレンドした培養土。
お届け時はさらさらと乾燥した状態になっていますが、使用前に水を含ませることで効果を発揮します。
使い方はカンタン。
2袋分（計10L）のUETE SOIL PACKに対して500mlの水をたっぷりと含ませて、
プランターの中で大胆にかき混ぜたらUETE流の土づくりの完成です。
小松菜の育て方｜②種まき
土の用意が整ったら、小松菜の種をまきましょう。
表面の土を平らにならした後、土に1cm程度の溝を指でつけます。
約1～2cm間隔になるように1粒ずつ種まきをします。これを「すじまき」と言います。
その他にも「点まき」という方法があり、種を等間隔に種まきすることを指します。
指先を使って2cm間隔をあけ、20ヵ所くぼみをつけましょう。
くぼみ1カ所につき1粒〜数粒ずつの種をまきます。
種まきの方法は「すじまき」、「点まき」どちらでもOKです。
種まき後は種に土を薄くかぶせ水やりをしましょう。
勢いよく水をあげてしまうと、まいた種が流れ出てしまうのでやさしく水をあげてくださいね。
種は1週間～10日で発芽します。
このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。
防虫ネットを張れば害虫対策に！
自然農法で育てる場合は、種をまいた後に防虫ネットをかぶせて害虫対策を始めましょう。
冬を除く全ての時期で虫には要注意！
小松菜のプランター栽培の方法｜②水やり
小松菜を育てはじめたら、毎日、土の状態をチェックしましょう。
種が発芽するまでは土が乾かないように注意しますが、発芽後は表土が乾いたら水やりをします。
プランターの底から溢れるくらいにたっぷりとお水をあげてくださいね。
水やりのタイミングがわからなければ、水やりチェッカー「SUSTEE（サスティー）」が便利ですよ。
小松菜のプランター栽培の方法｜③間引き
家庭菜園では種まきを経て芽がでてきたら、重なりあった株を取り除きます。
この作業を間引きと言います。
間引きをすると株同士の日当たりや風通しがよくなり、その後の良好な生育につながります。
間引きは2回
1回目は双葉が開いたら2cm間隔で間引きをします。
上の写真では赤く丸をつけた芽の間引きをしました。
2回目は本葉が3枚になったころに4～5cm間隔で間引きをします。
上の写真では赤く丸をつけた芽の間引きをしました。
間引き後は、株がぐらつかないように株元に土寄せをしましょう。
小松菜のプランター栽培の方法｜④肥料（追肥）
土寄せ後は株元に、必要養分を追加で与える「追肥（ついひ）」をします。
2回目の間引き後と、その2週間後にそれぞれ肥料1袋を株元に与えましょう。
肥料の量の目安は、UETEがお届けする肥料袋の場合は追肥1回につき1袋（15g）です。
※UETEがお届けする肥料3袋のうち、残りの1袋は予備です。
小松菜のプランター栽培の方法｜⑤収穫
草丈20～25cmくらいになったら収穫の合図です。
株元をハサミで切りとるか、株ごと引き抜いて収穫しましょう。
5. 小松菜のプランター栽培で注意すべき病気や害虫
小松菜のプランター栽培で注意すべき病気や害虫について解説します。
病気
小松菜の病気には白さび病や萎黄病などが挙げられます。
もともと冷涼な気候を好むので、夏や梅雨の時期に長雨や多湿が続くと病気の発生の原因に。
害虫
小松菜はアブラナ科の野菜なので虫の大好物。アブラムシ類やアオムシ、ヨトウムシ類などが寄ってきます。
毎日こまめに葉の表裏をチェックするのが、害虫を寄せ付けないコツ。
見つけたらすぐに割りばしで駆除するか、勢いよくホースなどで水をかけて洗い落としましょう。
6. 小松菜のプランター栽培に関するよくある質問
小松菜の育て方に関するよくある質問をまとめました。
Q. 小松菜の葉の裏に、白い粉を吹いたような斑点ができました。
何の病気でしょうか？
A. 白さび病です。
白さび病は糸状菌（かび）による病害です。
葉の裏に白く小さなイボ状のふくらみができ、表側には薄黄色の斑点があらわれます。
小松菜のほか、白菜、カブ、タイサイ、キョウナなどアブラナ科の野菜がかかりやすく、要注意です。
小松菜を上手に育てておいしく収穫しよう！
家庭菜園で小松菜を育てるおもしろさは、
種から育てた小松菜を新鮮なうちに自分で収穫して採れたてのおいしさを体感するところにあるでしょう。
種から育てて、成長を見守ることで、
普段口にしている野菜がどんな風に育っていくのかを知ることができるのは、家庭菜園ならではの醍醐味です。
初めて小松菜を育てるならUETEがおすすめ
家庭菜園ブランド「UETE」では、ベランダなど育てる場所さえあれば
誰でも簡単に小松菜の家庭菜園を始められる「小松菜 スターターセット」を販売中。
UETEがお届けする「菜々音（ななね）」は暑さや病気に強く、家庭菜園初心者さんにやさしい品種です。
あなたも家庭菜園のある心地よい暮らしをUETEではじめてみませんか？
育て方に迷ったらお気軽にご質問ください
小松菜の育て方について、わからないことが出てきましたら
当サイトのCONTACTやInstagram（@uete.jp）からお気軽にご質問くださいね。
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