はじめに
せっかく愛情込めて育てたミニトマトが、収穫前にパカッと割れてしまうのは本当にショックですよね。
この「裂果（れっか）」と呼ばれる現象は、家庭菜園初心者さんにとっては悩みの種の一つかもしれません。
でもご安心ください。
今回は、ミニトマトの裂果がなぜ起こるのか、その原因と、裂果を防ぐための具体的な対策をわかりやすくご紹介します。
さらに、もし裂果が起きてしまってもあきらめないで！割れたミニトマトの有効活用方法もご紹介しますので、
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
ミニトマトが割れる原因
なぜミニトマトは割れてしまうのでしょうか？主な原因は3つあります。
急激な水分量の変化
夏の夕立を突然襲う夕立やゲリラ豪雨。
この雨によって多くの水を吸収したミニトマトは、果実内部の圧力が上がり皮が裂けてしまうことがあります。
高温による日焼け
35℃を超える猛暑の影響で実が日焼けし、実が青いうちに皮がかたくなり、果実の肥大に耐え切れず裂けてしまいます。
肥料の与えすぎ
特に窒素肥料の過剰な施用は、果実の成長を促しすぎてしまい、裂果を招くことがあります。
裂果を防ぐための具体的な対策
11時頃に水やりをする
裂果は果実が成長する早朝に発生しやすいといわれています。
早朝の時間帯を避け11時頃に水やりをし吸水させることで、裂果を防ぐことができます。
急な雨に注意
・雨が降りそうな日の午後は軒下など雨が当たらない場所にプランターを動かすようにしましょう。
温度と湿度管理
・強い直射日光を避けるために、遮光ネットなどを活用したり、午後は日陰にプランターを動かしましょう。
・風通しの良い場所で栽培しましょう。
・寒すぎる場合は、夜間に保温対策を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
・窒素だけでなく、リン酸やカリウムなど、バランスの良い肥料を選びましょう。
・肥料を与えすぎると、かえって植物を傷つけてしまうことがあります。
裂果しにくい品種を選ぶ
品種によっては、裂果しにくいものがあります。苗を購入する際は、店員さんに相談してみましょう。
その他
・果実が大きくなりすぎないように、早めに収穫しましょう。
・病気や害虫に感染すると、株が弱り、裂果しやすくなります。
もし裂果が起きてしまったら？
裂果してしまったミニトマトは、見た目が悪くなってしまいますが、食べられないわけではありません。
ジャムやソースなど、加工して食べると良いでしょう。
また、コンポストに入れて、堆肥作りに役立てることもできます。
まとめ
ミニトマトの裂果を防ぐためには、水やり、温度管理、肥料管理など、様々な要素に注意する必要があります。
しかし、これらの対策をしっかりと行えば、裂果を最小限に抑え、
たくさんの美味しいミニトマトを収穫することができます。
ぜひ、この記事を参考に、美味しいミニトマトを育ててみてくださいね。
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