ラズベリーの育て方を初心者さんにもわかりやすく解説します。
ラズベリーをプランターで栽培するには苗木の植えつけから収穫まで8つのステップを押さえましょう。
1. ラズベリーってどんな果樹?
ラズベリーはバラ科のキイチゴ属に属する低木性の果樹です。
フランス語で「フランボワーズ」と呼ばれ、
可愛らしい見た目や甘酸っぱい味はフランス料理には欠かせない存在として広く親しまれています。
また、比較的病害虫に強く管理がしやすいことから、初心者さんにおすすめの果樹です。
自宅で収穫した採れたてのラズベリーは格別のおいしさですよ。
2. ラズベリーを育てる時期や環境
ラズベリーは、生育旺盛で実つきがよく1本でも実をつけます。
また、病虫害が少なく栽培にあまり手間がかからないため、作りやすい果樹です。
一季なり性と二季なり性の品種がある
ラズベリーには一季なり性と二季なり性の品種があり、
二季なり性の品種は夏の初めと秋の2回、収穫を楽しめるので家庭菜園で人気です。
収獲回数に加えて、剪定に適した時期や摘心の有無といった違いも。
詳しい手入れの方法は、「ラズベリーの育て方|8つのステップ」でご紹介します。
日当たりと排水のよい場所を好む
苗木を植えつける場所は日当たりと排水のよいところを好みますが、
暑さを嫌う性質があるので強すぎる日差しは弱ってしまう原因に。
夏は半日陰になるような場所に移動させてあげましょう。
ラズベリーの栽培カレンダー(二季なり性の場合)
3. ラズベリーのプランター栽培に必要なもの
・ラズベリーの苗木
・プランター
・培養土(15L)
・肥料
・ジョウロ
・剪定ハサミ
4. ラズベリーの育て方|8つのステップ
ラズベリーの育て方を8つのステップにまとめました。
家庭菜園ブランド「UETE」の定番商品「ラズベリー スターターセット」を使って、
ラズベリーの育て方をご紹介します。
ラズベリーの育て方|①土づくり
まずは、UETEの培養土「UETE SOIL PACK」を使って土づくりに取りかかりましょう。
家庭菜園で重要なポイントのひとつに、育てる野菜と土との相性があります。
UETEのオリジナルアイテムの「UETE SOIL PACK」は、
軽量で野菜が健全に根を張り成長するように、野菜が喜ぶ良質な栄養源をオリジナルブレンドした培養土。
お届け時はさらさらと乾燥した状態になっていますが、使用前に水を含ませることで効果を発揮します。
使い方はカンタン。
3袋分(計15L)のUETE SOIL PACKに対して750mlの水をたっぷりと含ませて、
プランターの中で大胆にかき混ぜたらUETE流の土づくりの完成です。
ラズベリーの育て方|②苗木の植えつけ
プランターの中心にくぼみを1つ作り、苗木を植えつけます。
植えつけ後は苗木が倒れないよう土寄せをしましょう。
このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。
ラズベリーの育て方|③支柱立て
苗木の植えつけと同時に、支柱も立てます。
植えた苗木の横に立てて優しく「8の字」に結んでください。
その後、ひのき木綿で地表部を覆い、たっぷりと水を上げます。
ラズベリーの育て方|④マルチング
植えつけたら、マルチング材(UETEの「ラズベリー スターターセット」では『ひのき木綿』を使用)で
地表部を覆い、たっぷりと水をあげます。
このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。
ラズベリーの育て方|⑤水やり
ラズベリーを育てはじめたら、毎日土の状態をチェックしましょう。
表土が乾いたらたっぷりと水やりを。
プランターの底から溢れるくらいにたっぷりとお水をあげます。
特に夏場は朝晩あげます。逆に冬場は3~5日に1回と控えめにします。
水やりのタイミングがわからなければ、水やりチェッカー「SUSTEE(サスティー)」が便利です。
ラズベリーの育て方|⑥肥料(追肥)
株元に、必要養分を追加で与える「追肥(ついひ)」をします。
芽が出始める頃(3月頃)、収穫後(8月頃と10月頃)の計3回ほど与えてください。
肥料の量の目安は、UETEがお届けする肥料袋(各15g)を追肥1回につき1袋です。
追肥後に見える白カビのようなものは「酵母菌」です。
追肥後、土の表面に白カビのようなものが発生する場合があります。
これは肥料に含まれる「酵母菌」というものです。
スターターセットに付属の肥料が有機肥料のため、暖かくなるとこの酵母菌がつきやすくなりますが、
害は全くありません。
見た目が気になる場合は、5cm程度土を掘り起こして土中に肥料を入れてください。
ラズベリーの育て方|⑦収穫
実全体が赤く柔らかくなれば収穫の合図。好きなだけ手で摘み取りましょう。
【収獲の時期】一季なり性の場合
毎年6~7月頃の1回
【剪定の方法】二季なり性の場合
毎年6~7月と9~11月の2回
ラズベリーの育て方|⑧剪定
ラズベリーは、春に伸びた枝が翌年の夏に実をつけ、収穫後の枝は年内のうちに枯れてしまいます。
適切なタイミングで剪定をおこなうことが、次回さらに大粒のおいしい実をつけることにつながります。
しっかりと剪定の方法をマスターして、春の訪れに備えましょう。
◆一季なり性の剪定の方法
一季なり性のラズベリーの剪定は、夏と冬の2回おこないます。
- 【夏】収穫後の8月頃、
株元から伸びた枝のうち果実がついていない枝の先端を3分の1ほど切り返す(摘心する)。 - 【冬】実がなり終わってから、12~3月の間に枯れて灰色がかった枝を株元から切りとる。
- 枯れずに残った枝や果実がならなかった枝は混みあっている場合は間引き、先端を軽く切り詰める
◆二季なり性の剪定の方法
- 【冬】実がなり終わってから、12~3月の間に枯れて灰色がかった枝を株元から切りとる。
- 枯れずに残った枝や果実がならなかった枝は混みあっている場合は間引き、先端を軽く切り詰める。
※二季なり性のラズベリーは、また翌夏には果実をつけるため一季なり性の【夏】のステップは不要です。
5. ラズベリー栽培で注意すべき病気や害虫
ラズベリーを含むすべてのキイチゴ類はほかの果樹と比較して、病害虫の問題はほとんどありません。
病気
灰色かび病が発生しやすく、
6月~7月下旬に枝葉の整理をして通気性をよくすれば、かなり改善されるでしょう。
害虫
害虫にはハダニやケムシ、ハマキムシなどの幼虫やコガネムシが挙げられますが、数は多くありません。
見つけ次第、早めに薬剤を散布します。
6. ラズベリーの育て方に関するよくある質問
Q. ラズベリーを植え替えたいのですが、いつごろがよいでしょうか?
A. 最もよいのは芽が出始める前の早春です。
植え替えは、秋の落葉後から春に新しい芽が出始める頃までが適期ですが、
最もよいのは芽が出始める前の早春でしょう。
プランター栽培の場合、生育旺盛で根詰まりしやすいため1~2年ごとに植え替えるようにしてください。
ラズベリーを上手に育てておいしく収穫しよう!
家庭菜園でラズベリーを育てるおもしろさは、
自分で育てたラズベリーを新鮮なうちに自分で収穫して採れたてのおいしさを体感するところにあるでしょう。
苗木から育てて、成長を見守ることで、
普段口にしている果実がどんな風に育っていくのかを知ることができるのは、家庭菜園ならではの醍醐味です。
初めてラズベリーを育てるならUETEがおすすめ
家庭菜園ブランド「UETE」では、ベランダなど育てる場所さえあれば
誰でも簡単にラズベリーの家庭菜園を始められる「ラズベリー スターターセット」を販売しています。
UETEがお届けする「マリージェーン(R)」は、真っ赤な実が美しくとても甘い品種です。
しまった肉質で日持ちがよいので、ジャムやお菓子作り以外にも、
意外と相性の良い肉料理のソースやハーブティーなど、様々な料理でお楽しみください。
家庭菜園のある心地よい暮らしをUETEではじめてみませんか?
育て方に迷ったらお気軽にご質問ください
ラズベリーの育て方について、わからないことが出てきましたら
当サイトのCONTACTやInstagram(@uete.jp)からお気軽にご質問ください。
UETEといっしょに、おいしいラズベリーが収穫できますように。
いま読まれている記事
▶UETEの土 | タネの会社のこだわりがたくさん詰まってます