枝豆(エダマメ)の育て方|初心者はプランター栽培から始めてみよう

枝豆(エダマメ)の育て方を初心者さんにもわかりやすく解説します。
枝豆をプランターで栽培するには種まきから収穫まで7つのステップを押さえましょう。
注意すべき病気や害虫、失敗しない室内栽培のコツも。
枝豆の育て方の参考になりますように。ぜひご覧ください!


1. 枝豆ってどんな野菜?


枝豆ってどんな野菜?

枝豆は、草丈が大きくなりすぎず栽培の難易度もそれほど高くない夏が旬の野菜。
育てやすいので、家庭菜園の初心者さんもぜひ栽培にチャレンジしていただきたい野菜です。
採れたての枝豆が最も美味しいので、収穫後はすぐに茹でるのがうまみを味わうコツ。
家庭菜園ならではの格別のおいしさをぜひご体験ください。


枝豆は開花・収穫時期の早さで種類が分かれる

枝豆は、開花・収穫時期の早さに応じて種類が分かれます。
早い順から「早生(わせ、そうせい)」、「中生(なかて)」、「晩生(おくて、ばんせい)」と呼びます。
特に「早生」種は、種まきから収穫までの期間が短いため初心者さんにおすすめです。


実の色にも種類がある

実の色でも種類が異なり「普通種」、「茶豆」、「黒豆」などと分かれます。


「普通種」は肌色

「普通種」は実の色が肌色で、一般に栽培される品種は大豆を枝豆に改良したもの。
白毛と茶毛のものがあり、「早生」から「晩生」まで種類も多いです。


「茶豆」は茶色

「茶豆」は実の色が茶色で、独特の香ばしい香りと風味があり、山形や新潟で作られる茶豆が有名です。


「黒豆」は黒色

「黒豆」は実の色が黒色で、甘みが強く枝豆の中でもっともおいしいといわれます。
「丹波黒大豆」に代表されるように大粒で品質にすぐれるものが多いです。

初心者さんには、種まきから収穫までの期間が短く味のよい「早生」で「黒豆」がおすすめ品種
UETEの「枝豆 スターターセット」も「早生」の「黒豆」です。 


2. 枝豆を育てる時期や環境


枝豆を育てる時期や環境

種まきは5月上旬がおすすめ

枝豆の種が芽を出すために必要な温度(発芽適温)は25~30度。
種まきの時期は4月下旬~5月で、5月上旬頃の種蒔きが寒さの心配もなく一番おすすめです。
防寒対策が可能であれば4月中旬頃の種まきもOK。
また、気温が10度以下になると発芽不良につながってしまうのでご注意ください。


種まきから収穫までの期間は約3カ月

枝豆は比較的生育の早い野菜です。
「早生」種の場合、種まき後、芽が出てから花が咲くまでの期間は約2カ月(※品種によって差異あり)。
その後、約1カ月で収穫を迎えるので、種まきから収穫までの期間は約3カ月ほど必要です。


枝豆の栽培カレンダー


水やりで乾燥防止! 肥料のやりすぎにも注意

枝豆を上手に育てるための栽培ポイントは3つあります。


1. 日当たりと風通しの良い場所で育てる

枝豆は、マンションのベランダなど省スペースでも栽培できる野菜。
ただし、日当たりと風通しの良さは重要です。
特に、しっかりと太陽の光が注ぐ日当たりの良い場所で育ててあげることが枝豆を元気よく育てるためのポイント。


2. 開花後は毎日たっぷりの水やり

枝豆は花の開花後に土を乾燥させてしまうと、実が育たなくなります。
土が乾いたら水をたっぷりとあげて、乾燥防止に努めましょう。


3. 肥料のやりすぎは「つるボケ」の原因に

枝豆は肥料をやりすぎると茎や葉ばかりが茂って実をつけなくなるので、肥料のやりすぎに注意しましょう。
これを「つるボケ」と言います。


4. 虫対策はマスト!

甘くておいしい枝豆は、虫も大好物! 
放っておくと枝葉は食べられ枝豆が実をつけなくなってしまうので、
虫は見つけ次第捕殺するか早めに防虫ネットを張って予防を。


3. 枝豆のプランター栽培に必要なもの

枝豆のプランター栽培に必要なもの

・枝豆の種
・プランター
・培養土(10L)
・肥料
・ジョウロ




4. 枝豆の育て方|7つのステップ

枝豆の育て方を7つのステップにまとめました。
家庭菜園ブランド「UETE」の定番商品「枝豆 スターターセット」を使って、枝豆の育て方をご紹介します。


枝豆の育て方|①土づくり

枝豆の育て方①土づくり

種まきの前に、UETEによる培養土のオリジナルブレンド「UETE SOIL PACK」を使って
土づくりに取りかかりましょう。UETE SOIL PACKは野菜が喜ぶ良質な培養土です。

UETE SOIL PACKは野菜が喜ぶ良質な培養土です

さらさらと乾燥した状態でお届けします。
2袋分(計10L)のUETE SOIL PACKに対して500mlの水をたっぷりと含ませてください。

プランターの中で大胆にかき混ぜたら、UETE流の土づくりの完成です。


枝豆の育て方|②種まき

種の点まき

土の用意が整ったら、枝豆の種をまきましょう。
表面の土を平らにならした後、土に1cm程度の溝を5個つくり、それぞれの穴に種を2粒ずつ(計10粒)まきます。

種まき後は種に土を薄くかぶせ水やりを。
勢いよく水をあげてしまうと、まいた種が流れ出てしまうのでやさしく水をあげてくださいね。

このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。


鳥に注意!

枝豆をはじめとする豆類の種子や双葉はハトなどの鳥が食べにくる場合があります。
マンションやアパートの低層階、戸建てにお住まいの場合、
種まきしてから発芽するまでは寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布で土の表面を覆っておくと、鳥からの被害防止に。


枝豆の育て方|③水やり

枝豆を育てはじめたら、毎日土の状態をチェックしましょう。
枝豆の水やりにはちょっとしたコツが必要です。


花が咲くまでは水を切らし気味に

まず、種まき直後はたっぷりと水やりをしますが、その後、発芽して土が乾くまで水やりはNGです。
発芽したら、花が咲くまでは引き続き水を切らし気味にします。


開花後は水をたっぷりと

花が咲いてからは水やりの頻度を増やして乾燥を防ぎ、実を太らせましょう。
花が咲いてから、水切れをおこすと実が育たないので、花が咲いたら水やりを忘れないようにしましょう。

水やりのタイミングがわからなければ、水やりチェッカー「SUSTEE(サスティー)」が便利です。


枝豆の育て方|④間引き

枝豆の間引き

家庭菜園では種まきを経て芽がでてきたら、重なりあった株を取り除きます。
この作業を間引きと言います。
間引きをすると株同士の日当たりや風通しがよくなり、その後の良好な生育につながります。

枝豆の間引きの場合、本葉2枚になったら10株のうち生育のよい5株を残して間引きをし、
残りは株元からハサミで切り取ります。
その後、本葉3~4枚になったらさらに3株に厳選を。

枝豆は重心が高く倒れやすいので、株もとに土よせをしておきます。


枝豆の育て方|⑤支柱立て

枝豆は基本的に支柱は不要です。
しかし、風が強いなど倒れやすい場合は、枝豆が大きくなったら支柱を立てて倒れないようにします。


枝豆の育て方|⑥肥料(追肥)

枝豆の育て方|⑤肥料(追肥)

肥料は、

  1. 花が咲いたとき
  2. その2週間後

上記の通り、合計2回施してください。
実がつきはじめると重みでふらふらしやすくなるので、追肥のたびにしっかりと土よせを。
肥料の量の目安は、UETEがお届けする肥料袋を追肥1回につき1袋です。


追肥後に見える白カビのようなものは「酵母菌」です。

追肥後、土の表面に白カビのようなものが発生する場合があります。
これは肥料に含まれる「酵母菌」というものです。

スターターセットに付属の肥料が有機肥料のため、暖かくなるとこの酵母菌がつきやすくなりますが、
害は全くありません。

見た目が気になる場合は、5cm程度土を掘り起こして土中に肥料を入れてください。


枝豆の育て方|⑦収穫

枝豆の育て方|⑥収穫

枝豆は収穫適期が3~5日と短く、収穫が遅れると豆がかたくなってしまうため、早めの収穫を心がけます。
さやのふくらみが目立ち、さやを手で押さえてみて、中の豆がはじけて飛び出るようになった時期が収穫適期です。

最も食味が良いのは収穫直後! 
収穫後はすぐに茹でて、家庭菜園ならではの採れたての味をお楽しみください。




 

5. 枝豆の栽培で注意すべき病気や害虫


枝豆の栽培で注意すべき病気や害虫

枝豆の栽培で注意すべき病気や害虫について解説します。


害虫

枝豆は害虫による被害が多く、特にカメムシやマメシンクイガといった虫がよくつくので、見つけ次第捕殺します。
特に開花直後にカメムシやマメシンクイガの被害を受けると、莢(さや)が大きくなっても豆が太らないため注意しましょう。

害虫からの被害を防ぐためには防虫ネットがおすすめです。
早い時期から防虫ネットをかけておけば、虫がネットの中に入るのを防ぐことができます。


病気

枝豆がよくかかる病気には、べと病、さび病、モザイク病などがあります。
日当たりや風通しが悪く、高温多湿になると病気が出やすくなるのでプランターの置き場所に配慮を。

6. 枝豆の育て方に関するよくある質問

枝豆の育て方に関するよくある質問

枝豆の育て方に関するよくある質問を集めました。


Q1. 枝豆は室内(屋内)でも育てられる?


A. 室内栽培は難しいです。

枝豆は日当たりが悪いと生育が悪くなるだけではなく、実もつかなくなるので屋外での栽培がおすすめです。


Q2. 枝豆に摘心(摘芯)は必要?


A.品種によっては必要です。

摘心とは、茎の先端を切ることを言います。
摘心をすると摘心をした部分のわき芽がのび、わき芽がのびると枝や葉の数も増えます。
これを繰り返すことで収穫量を増やせます。

枝豆の場合、枝や葉の付け根に花をつけ、そこにさやができて豆ができます。
そのため、枝分かれが多いほど、さやが多くできてたくさん収穫できます。
そこで、上へ上へとのびる栄養を、脇の枝や葉へまわせるように、上へ伸びる新しい葉や茎を摘み取るのです。
枝豆の背の高さを抑えることによって風に強く倒れにくくなることも、摘心の狙いです。


晩生種は摘心が必要、早生種は必要なし

栽培期間が長い分、じっくりと大きく育つ晩生種は摘心が必要な枝豆の品種です。
本葉5~6枚の頃に摘心をするとよいでしょう。

※UETEでは早く育ち背丈の低い「早生」種を取り扱っているので、摘心は必要ありません。 


Q. 枝豆の粒の太りが悪いのですが、どうしてですか?


A. 「茎葉の茂りすぎ」または「梅雨」が原因として考えられます。種まきの適期を守り、株間を十分広くとり、花が咲き始めたら追肥を行うとよいでしょう。


原因① 茎葉の茂りすぎ

基本的な原因としては、マメ類に出やすい茎葉の茂りすぎが考えられます。
追肥のタイミングが早すぎたことなどによって、
花が咲いてさやが付く前から枝葉が繁りすぎ、風通しが悪くなり、蕾や花への日当たりも弱くなることによるものです。
そのため開花や受粉が十分に行えず、さやの付き方や粒の肥大が悪くなったと考えられます。


原因② 梅雨

もうひとつの原因は、開花期が梅雨のじめじめとした天候と重なる場合です。連日の雨降りにより受精がうまくいかず、さやの付き方や肥大が悪くなります。




 

枝豆を上手に育てておいしく収穫しよう!

枝豆を上手に育てておいしく収穫しよう!

家庭菜園で枝豆を育てるおもしろさは、
種から育てた枝豆を新鮮なうちに自分で収穫して採れたてのおいしさを体感するところにあるでしょう。

ちなみに、枝豆といえば“ビールのお供”ですが、実は枝豆がさらに熟すと大豆になるって、ご存じでしたか?
タンパク質、脂肪、鉄分などを含むほか、大豆にはないビタミンCも多く含みます。
光に当てずに約1週間育てると豆もやしにもなるんですよ。


初めて枝豆を育てるならUETEがおすすめ

初めて枝豆を育てるならUETEがおすすめ

家庭菜園ブランド「UETE」では、ベランダなど育てる場所さえあれば
誰でも簡単に枝豆の家庭菜園を始められる「枝豆 スターターセット」を毎年3~5月の期間限定で販売しています。

UETEがお届けするのは「早生黒頭巾(わせくろずきん)」という名前の品種。
甘くておいしい黒い枝豆で、丈が大きくなりすぎず、栽培の難易度もさほど高くない育てやすさが魅力です。

収穫後はすぐに茹でるのが、枝豆本来のうまみを味わうコツ。
そんな家庭菜園のある心地よい暮らしをUETEではじめてみませんか? 

育て方に迷ったらお気軽にご質問ください

枝豆の育て方について、わからないことが出てきましたら
当サイトのCONTACTやInstagram(@uete.jp)からお気軽にご質問ください。
UETEといっしょに、おいしい枝豆が収穫できますように。




 

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