しそ(大葉)の育て方を初心者さんにもわかりやすく解説します。
しそをプランターで栽培するには苗の植えつけから収穫まで6つのステップを押さえましょう。
病気や害虫の対策や、栽培中につまずきがちなよくある質問もまとめました。
おいしいしそ(大葉)を収穫するための参考になりますように。
1. しそ(大葉)ってどんな野菜?
しそ(大葉)は、日本の食卓には欠かせない薬味の代表格。
家庭菜園では夏に育てられるシソ科の野菜です。
暑さに強くて生育旺盛。
多少日当たりが悪くても丈夫でよく育ち、食べきれないほどの葉が茂ります。
ベランダに1鉢あればいつでも好きなときに好きな量を摘みとれるので、夏場のお料理で重宝します。
葉にはカロテンとカルシウムが多く、野菜の中ではトップクラスの含有量。
独特の香りには食欲増進や殺菌効果があり、夏バテ防止が期待できるでしょう。
9月に入って花穂がつきはじめたら穂ジソとして、未熟な種は実ジソとして。
生長に合わせてお料理にフル活用できるのも、家庭菜園ならではです。
2. しそをプランターで育てる時期や環境
しそは春から育てはじめる野菜です。
強い光と高い温度が大好きで暑い夏によく育ち、収穫は5月末頃から10月頃まで長期間にわたって続きます。
ここでは、しそを育てはじめるにあたって把握しておきたいスケジュールや栽培環境についてまとめました。
しその栽培カレンダー
多少日当たりが悪くても育てられます
しそは半日陰でも育てられるので、ご自宅のベランダの日当たりの悪さに悩んでいた方にはおすすめの野菜。
ただし、病気を予防するために風通しの良さは必要です。
肥料切れと水不足に注意
しそは肥料が切れると色が薄くなったり香りが淡くなったりするので、必ず追肥を。
また、土が乾燥すると葉が固くなったり病害虫の発生につながるので、水やりもしっかりとおこないましょう。
家庭菜園なら、葉ジソ以外の食べ方も楽しめる
葉ジソの収獲が終わったら、摘みとった花穂は「穂ジソ」として刺身のツマや麺類の薬味、天ぷらに。
実を収獲する「実ジソ」は浅漬けや佃煮にも利用できるので、ぜひ召し上がってみてくださいね。
3. しそのプランター栽培に必要なもの
- しその苗
- プランター
- 培養土(10L)
- 肥料
- ジョウロ
4. しそのプランター栽培の方法|6つのステップ
しそのプランター栽培の方法を6つのステップにまとめました。
家庭菜園ブランド「UETE」の定番商品「しそ スターターセット」を使って、
しその育て方をご紹介します。
はじめに|苗にまつわる注意点
苗はなまものです。
UETEでご注文いただいた場合、ダンボールが到着したら苗はできるだけ早く取り出して、
風通しが良く日の当たる場所に置いてあげてください。
お届けするダンボールが頑丈なままでお届けできるように、
出荷前さいごの苗への水やりは控えめにしています。
そのため、苗をプランターに植え替えるまでの期間は、
苗をダンボールから出したまま、毎日の水やりを絶やさないようにしてあげてください。
※到着後、お水をあげていただいたにも関わらず、葉のしおれが戻らない場合はお問い合わせください。
しそのプランター栽培の方法|①土づくり
まずは、UETEの培養土「UETE SOIL PACK」を使って土づくりに取りかかりましょう。
家庭菜園で重要なポイントのひとつに、育てる野菜と土との相性があります。
UETEのオリジナルアイテムのUETE SOIL PACKは、
軽量で野菜が健全に根を張り成長するように、野菜が喜ぶ良質な栄養源をオリジナルブレンドした培養土。
お届け時はさらさらと乾燥した状態になっていますが、使用前に水を含ませることで効果を発揮します。
使い方はカンタン。
2袋分(計10L)のUETE SOIL PACKに対して500mlの水をたっぷりと含ませて、
プランターの中で大胆にかき混ぜたらUETE流の土づくりの完成です。
しそのプランター栽培の方法|②苗の植えつけ
培養土の用意が整ったら、しその苗をポットからプランターへ移し替えてあげましょう。
これを苗の「植えつけ」と呼びます。
ポットから抜き取ったばかりの根と土が絡まり合った「根鉢(ねばち)」が、
土よりもやや高めか同じになるようにしてください。
植えつけ後はひのき木綿で表土を覆い、再びたっぷりの水やりを。
このとき、肥料をあげる必要はありません。
UETE SOIL PACKに含まれている肥料成分が、効き目を発揮するからです。
植えつけたら、苗を土になじませるために再び500mlの水を与えます。
しそのプランター栽培の方法|③水やり
しそを育てはじめたら、毎日、土の状態をチェックしましょう。
表土が乾いたら水やりをします。
プランターの底から溢れるくらいにたっぷりとお水をあげてくださいね。
真夏の暑い時期に育てるので、水やりは朝・夕の2回。
水やりのタイミングがわからなければ、水やりチェッカー「SUSTEE(サスティー)」が便利ですよ。
しそのプランター栽培の方法|④肥料(追肥)
植物を植えつけた後に施す肥料のことを「追肥(ついひ)」と呼びます。
しそはたくさんの実をつけるので、生育のためには多くの栄養が必要です。
苗の植えつけから約1カ月後を目安に、肥料1袋(15g)を株元へ。
肥料の量の目安は、UETEがお届けする肥料袋を追肥1回につき1袋です。
追肥後に見える白カビのようなものは「酵母菌」です。
追肥後、土の表面に白カビのようなものが発生する場合があります。
これは肥料に含まれる「酵母菌」というものです。
スターターセットに付属の肥料が有機肥料のため、暖かくなるとこの酵母菌がつきやすくなりますが、
害は全くありません。
見た目が気になる場合は、5cm程度土を掘り起こして土中に肥料を入れてください。
しそのプランター栽培の方法|⑤葉じその収穫
葉が10枚以上になったら、収獲の合図です。
大きく育った葉から順番にハサミか手で収穫します。
その際、茎とつながっている葉柄(ようへい)と呼ばれる柄の付け根から切り取ることで、
収獲したしそが傷みにくくなりますよ。
しそのプランター栽培の方法|⑥穂じそや実じその収穫
日照時間が徐々に短くなる9月上旬頃に葉じその収獲は終了へ。
枝の先端やわき芽に花穂が伸びはじめ、花穂は穂じそとして食べられます。
さらに花穂が生長すると、実じその収穫期を迎えます。
5. しそのプランター栽培で注意すべき病気や害虫
しそのプランター栽培で注意すべき病気や害虫について解説します。
病気
しその病気にはさび病や斑点病、青枯病が挙げられます。
春や秋の暖かい季節や梅雨時の多湿の際に発生しやすく、風通しをよくしたり、水はけのよい土を使って対策を。
害虫
しその害虫はヨトウムシやアブラムシ、ハダニが代表的です。
こまめに葉の表裏をチェックしたり、忌避剤を利用して予防に努めましょう。
6. しそのプランター栽培に関するよくある質問
しその育て方に関するよくある質問をまとめました。
Q. しそに花が咲きました。摘んだほうがよいですか?
A. 摘めば穂じそとして食べられ、摘まないで置いておくと実じそが収穫できます。
穂じそとは、しそが生長して花を咲かせて実がついた状態のもの。
見た目の華やかさや風味のよさから、刺身の添え物として収穫の季節に登場することがあるでしょう。
軸から花や実だけを落として、しょうゆ漬けや福神漬けにしたり、
軸が柔らかい場合は軸ごと天ぷらにしたりなど
さまざまな調理の方法でおいしく食べられますよ。
Q. しそは種からでも育てやすいですか?
A. 種からでも育てやすいです。ただし、発芽にコツがあります。
しその発芽適温は20~23度前後。
25度を超えると発芽が悪くなるので、種まきの時期は4月~5月が適しています。
種まきの前日に種を丸一日水に漬けておくと発芽しやすいです。
また、種は光に当たると発芽が促進される「好光性」なので、種まき後は浅めに土を被せましょう。
種まきの後はたっぷりと水やりを。
その後は不織布などで覆い乾燥しないよう、また過湿にならないように水やりを加減します。
しそを上手に育てておいしく収穫しよう!
家庭菜園でしそを育てるおもしろさは、
苗から育てたしそを新鮮なうちに自分で収穫して採れたてのおいしさを体感するところにあるでしょう。
苗から育てて、成長を見守ることで、
普段口にしている野菜がどんな風に育っていくのかを知ることができるのは、家庭菜園ならではの醍醐味です。
初めてしそを育てるならUETEがおすすめ
家庭菜園ブランド「UETE」では、ベランダなど育てる場所さえあれば
誰でも簡単にしその家庭菜園を始められる「しそ スターターセット」を販売中。
家庭菜園のある心地よい暮らしをUETEではじめてみませんか?
育て方に迷ったらお気軽にご質問ください
しその育て方について、わからないことが出てきましたら
当サイトのCONTACTやInstagram(@uete.jp)からお気軽にご質問くださいね。